
●器には本来、炎と土と手が創り出した、自然と人との融合による温もりがあり、だからこそ、
人は古代より器を慈しんだり、食の文化を大切にしてきたように思えます。
「こういううつわでいただくと、50年間呑んできた酒の味も異なって感じるねえ。」
器をながめながら、いつもより余計に杯を重ねられた、ある年配の方の談話に感動を覚えました。
毎日の食卓、自分のためのお茶の時間、お友達とのおしゃべりとお菓子の時間、お祝いの席、酒宴、
・・・おもてなしの気持ち
和食器というのは、一見しきたりが多そうなイメージがありがちですが、洋食器と比べものにはならないほど、
フレキシブルな多様性があります。この鉢はこれを入れるもの・・・なんて決め事どこにもないし、
いろんなかたちで器と上手につきあってゆく楽しさを見つけるのも自分らしさにつながります。
うつわは、楽しんで使うごとに表情を変え、さらに愛着もわくものだと思います。
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