
【アイディアの不確定性】
何かアイディアを思い付くと、
・必ずメモ用紙が手近にない。
・メモ用紙の代りをやっと見付けると、鉛筆がない。
・鉛筆が見付かったときには、アイディアは思い出せない。
【アイディアに対するニコチン効果】
ニコチン中毒のプログラマは、
・時として、良いアイディアが浮かんだと確信する。
・一服やれば、そのアイディアがまとまるような気がする。
・喫煙エリアに急ぐ間にそのアイディアは、はかなくも忘れ去られる。
【ニコチン効果に対するコメント】
プログラマは一服やると、そのアイディアが錯覚であったことに気が付く。
【ニコチン効果に対するコメントへの修正】
プログラマは、喫煙エリアに急ぐ間にアイディアが消えたと思いたがる。
もともとアイディアなど思い浮かんでいなかったという厳然たる事実には決して思いが至らない。
‥‥「タバコの吸い過ぎには気を付けましょう」
【注】よく見かけるこの断り書きの真の意味を理解するのは、「ソフトウェアの法則」を理解するよりも格段に容易である。これは「たばこを吸うと必ず病気になります。しかし(発売元は決して)その責任を負いません」という意味である。プログラマ諸君よ、“タバコの吸い過ぎには気を付けましょう”。


【進化の法則】(修正)
ウィルスは常に新種であり、ウィルスチェックプログラムは常に変種である。
ウィルスは常に新種か亜種であり、ウィルスチェックプログラムは常に変種である。
【宿主の法則】
ウィルスチェックプログラムは、新種ウィルスが出現しない限り進化できない。
【言ってはいけない宿主の法則】
ウィルスチェックプログラムの開発会社は、新ウィルスが出現しない限り、決して業績を伸ばし続けることはできない。
(注意:この法則は、公けの場では決して口にしてはいけません)
【災難の法則】(修正)
ウィルスは忘れた頃にやって来る。虫は忘れない内にやって来る。
ウィルスも虫も、忘れない内にやって来る。


【強度の心身症の診断法(2)】(自分の経験から)
電子メールシステムを使い慣れてくると、メールの宛先に次のようにタイプインしたいという衝動を、何としても押さえられなくなってくる。
TO:president@whitehouse.gov[Enter]
このような症状が出たら、直ちに最寄りの精神科医院に行った方がよい。
メールアドレスを知ってしまった私、今悩んでます。
【強度の心身症の診断法(2)に対する補足】
悩んでいるのは
TO:president@whitehouse.gov[Enter]
TO:vicepresident@whitehouse.gov[Enter]
のどちらにしようか、という点である。