(4)インフルエンザ

(4-1)インフルエンザの注意点
松井宏夫さんによる解説:【音声ボタン削除

 現在、大流行中(2019年1月現在)
 ・全国的に大流行している
 ・すべての都道府県で警報レベルを越えた
 ・このまま増えれば過去最悪の流行か?

 典型的な症状
 ・38度以上の高熱
 ・関節痛、筋肉痛、頭痛
 ・咳、鼻水、喉の痛み
  等の全身症状
 ・こうした症状のときは、すぐ病院を受診する

 予防接種を受けていると、
 ・さほど熱が上がらず、咳、鼻水、喉の痛みだけ
  それでもインフルの可能性がある
 ・予防接種を受けていると発症しても重症になりにくい
  ただの風邪と思っていると、この間に流行を広げてしまう
  早めに病院へ

 治療法
 ・新薬のゾフルーザは、タミフルより即効性がある
 ・タミフルは、1日2回、5日間のみ続ける必要があるが、
  ゾフルーザは、1回の服用だけで効果が出て翌日には熱も下がる
  効果が出るのがタミフルに比べて3倍早い
 ・新薬なので未知の副作用があるかもしれないから注意。身体に
  異変があれば直ぐ医者へ
 ・耐性ウイルスができやすいので、医者のアドバイスに従う
 ・イナビルは、1回の吸引型。医師の指導のもとでのむ
 ・各薬の効果はウイルスの種類と型により一長一短があるので医
  師と相談する

 異常行動
 ・かつては、タミフルとの関連を疑われていたが、厚労省は正式
  に異常行動とタミフルの因果関係は認められないと発表した
 ・インフルにかかった人は、薬をのまなくても異常行動を起こす
  可能性がある
 ・就学前の子供、未成年の男性は発熱から2日以内に起こること
  が多い
 ・窓の施錠、監視が必要

 予防
 ・ワクチンの予防接種は2週間後から免疫の効果が出る
 ・ 1〜2か月後が免疫力のピークになるから12月の初め頃に接種を
  受けるとよい
 ・2月以降も感染が続きそうなので、入学試験の頃をピークにした
  ければ医師と相談する
 ・基本的な予防策は、手洗い、アルコール消毒、マスク着用

 紅茶に予防効果が・・・
 ・ネットで評判になっているが、紅茶に予防効果がある
 ・昭和大学医学部の島村忠勝教授のチームが研究している
 ・ポリフェノールの一種がウイルスを感染しにくい型のものに変
  える
 ・紅茶だけでなく緑茶でも予防効果ある。研究チームでは特許
  取得。しかし厚労省やWHOレベルではまだ認められてはいない

 ・喉の湿度を保つ努力をする
 ・室内の湿度は50%〜60%に保つ
 ・水分をこまめに補給