(9)姿勢を正して老化防止

(9-1)猫背と老化
宝田恭子先生による解説:【音声ボタン削除

  老けて見える原因は、
  ・歯医者になりたての頃、80代の女性なのに口もとがきれいで
   皺が少ない患者に出合った
  ・老けない一番の根本は、きれいな姿勢を保つことであると気
   付いた
  ・きれいな姿勢が、顔の皺やほうれい線にまで影響してくる
  ・うつむいた姿勢で食べるのと、所作美しく(猫背でない姿勢
   で)食べている口元を撮影した
  ・それを比較すると、明らかにうつむいている方がほうれい線
   や首の皺がくっきり出てくる
  ・口もとの表情皺というのは、姿勢を意識していわゆる頭部前
   傾姿勢(猫背)に近づかないことだ
と気が付いた

  なぜ猫背は良くないか
  ・なぜ猫背になると良くないのか
  ・表情筋とは顔の前面に付いていると考えがちだが、実は広頚
   筋という表情筋は、鎖骨と第一、第二肋骨から首を乗り越え
   て口角の横または上あたりまでついている
  ・下を向いてくると筋肉は重力に応じて下に下がってくる
  ・更に、広頚筋はどこも骨に付いてはいない、骨格筋と違って
   両側が皮膚に付いている
  ・そうなると、姿勢(猫背)そのものが広頚筋にダイレクトに出
   てくる
  ・首あたりまで皺が出てくる
  ・広頚筋の「解剖学的作用」を教科書で調べると「口角を下方
   に引く
」と書いてある
  ・歳を取って猫背を意識しないと
  ・先ず、口もとがへの字になり、首の皺が縦横に入る
  ・それでトータル的にほうれい線も深くなって、表情皺が目立
   ってしまう、という原理

  次回は
   若さを保つための五つの姿勢