(10-1)骨と健康
姫野友美先生による解説:【音声ボタン削除】
健康長寿には骨が大切
・骨折すると健康寿命に大きく影響する
・日本の骨粗鬆症の患者数は1,300万人と言われている
・閉経女性が多いと言われているが、男性も多い(4人に1人は
男性)
・男性は骨折すると危ない
・転倒して骨折したり頭を打ったりすると、寝たきりになり認
知症になりやすい
・認知症になると益々弱り、負のスパイラルへ
骨作り
・骨折しないためには、骨作りが大切
・(私は)「骨脳相関(こつのうそうかん)」と言っている
・骨の具合が悪くなると、脳の具合も悪くなる
・骨折して頭の回転が悪くなった経験があり、骨折すると認知
症になるかもと実感した
・若い人は直ぐ治るが、年齢が高いと治りにくい
強い骨とは
・骨の強さは 骨密度 と思われているが、骨密度が良くても骨
折する
・そこで重要なのが 骨質
・骨の強度を、鉄筋にセメントを張った鉄筋コンクリートに例
えると
・鉄筋 は コラーゲンで、蛋白質と鉄が重要
・セメント は カルシウムやミネラル
・この両方が必要
・骨密度はカルシウム、骨質はコラーゲン、ということになる
・バランスの取れた食事が大事
・おにぎりやパン、お菓子やカップラーメンばかり食べている
と蛋白質やミネラルが取れない
・蛋白質やカルシウムをしっかりと取る
・カルシウムは、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、大豆製品、
小魚、干しエビ、ちりめんじゃこ
・カルシウムの吸収を良くするためには、ビタミンD や
ビタミンK が重要
・ビタミンD は、魚介類としてサンマ、サケ、ブリ、干し椎茸、
きくらげ、のり
・ビタミンK は、納豆、葉っぱ類、緑黄色野菜
糖質の摂り過ぎは骨に良くない
・糖質を摂ると骨が溶けるというが・・・
・血糖値が上がるとインスリンが必要になり、分泌のスイッチ
が入る
・分泌のスイッチを押すのがカルシウム
・カルシウムが大量に消費される
・それをどこから補うか?
・骨から動員される
・そのため甘い物を食べると、
骨からカルシウムが溶けだして骨がもろくなる
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