(12)天野篤先生の医療相談

(12-1)高齢者の健康
天野篤先生による解説:【音声ボタン削除

 食事と心臓疾患の関係
 ・食事と心臓疾患の関連の研究が盛んになっている
 ・いろいろな所で個毎研究がされていて
  (1)それにより生活習慣病がどのくらい違うか
  (2)病気に罹った後の治療後の生活がどうか
  1次予防と2次予防が調査されている(全国で世界で行われている)
 ・何が予防に良い言われマスコミで流れると
  一つのものに偏って食べるようになる
 ・これは本当は良くない
  一つのものにワッと行くことが、心臓病になる人の体質でもある
 ・バランスよく食べることが重要
 ・周りからの影響に捉われないで、自分で分析し納得して受け入れ
  る方が、高齢者の場合には健康を守るのに良い。自分の自信にも
  つながる
 ・結局、
  (1)しっかり食べられて、食べたものがしっかりと出て、
  (2)身体が動かせて、しゃべったり聴いたりができて、
  (3)疲れたらちゃんと眠れる

  これができれば大丈夫。年齢には関係ない
 ・その上で、年齢が上がると罹りやすい病気、たとえば心房振動な
  どについてはその病気では何をしたら健康を維持できるか分かっ
  ているから
 ・その治療を入れていけば良い
 ・サプリメントや体操でできる健康維持
 ・医療でできる健康維持とを
  別建てで考えていかないといけない

 腸内環境と乳製品の関係
 ・乳製品は、腸内環境を整えるのに良い
  ヨーグルト、チーズなどは小さい頃から食べる習慣があると成
  長に良いというデータがある
 ・しかしある程度年齢がいっていても充分効果がある。良い影響
  を及ぼすから必要なものは摂る
 ・高齢者はコレステロール値が高いからと避ける必要はない
 ・乳製品は腸内環境を整えるのに効果がある
 ・腸内環境を整えると心臓疾患の予防になる
 ・したがって、乳製品は心臓疾患の予防になる

 ・腸内環境は第二の脳と言われている
 ・数兆個の細菌がどのように分布しているかで、その人の性格ま
  で変わる

 ・便意があり、しっかりした量の便が出て
 ・おならが臭くなければ、腸内環境は合格と言って良い
 ・腸内環境と口内環境が整っていれば健康寿命につながる
 ・誤嚥性肺炎や重篤な心臓病を避けられる
 ・手術の前に歯科でチェックすることになっている