(12)天野篤先生の医療相談

(12-2)最近話題の病気について
天野篤先生による解説:【音声ボタン削除

 白血病
 ・白血病にもいろいろな種類がある
 ・若い人は急性リンパ性白血病が多い(8割)
 ・成人になると骨髄性白血病が多く(8割)
 ・リンパ性白血病の方が、一般的に言って抗がん剤が効いて完治し
  やすい

 ・治療法は、抗がん剤治療
 ・白血球が異常に増殖すると免疫力が落ち、外部からの感染で衰弱
  しやすくなる
 ・白血病細胞を叩かなければならないので抗がん剤を使う。良く効
  く薬がある
 ・異常な白血病がなくなれば普通の生活に戻れる
 ・しかし病気自体が骨髄の病気だから、骨髄にがん細胞を造る部分
  が残っていればそれを叩かなければならない
 ・強化療法とか、最終的に骨髄移植とか長期に渡る治療になる

 帯状疱疹神経痛
 ・帯状疱疹神経痛に悩む人が多い
 ・はしかがワクチン接種の関係で大人に出るのと同じような状況
 ・帯状疱疹ウイルスは、高齢者は体力が落ちるとかストレスあると
  (免疫力落ち)体内に眠っていたウイルスが芽を出す
 ・一番困るのはストレスより免疫力低下の方。特に体内にがんがあ
  ると免疫力が落ちる
 ・免疫力が落ちる病気として膠原病などで出やすくなる
 ・全身チェックをすることを勧める
 ・その上で、オーバーワークを是正し生活習慣を作る必要がある

 病院が消える
 ・病院がなくなるという記事が多い
 ・医者がいないと病院は成り立たない
 ・地方では、医者がひきあげ収益が出なくなり、患者もかかりずら
  くなり経営が成り立たなくなる
 ・大都市では、逆に医療事故があると患者が敬遠し、設備投資をし
  ているところが多いからそれが重荷になることで経営破綻が起り
  得る

 日本の病院の未来はどうなるか
 ・これからは、集約化が必要
 ・機能分化して得意なところを伸ばす。その上で総合病院では収益
  の出ない小児科、地域医療は必要。公共機関が少し費用を負担し
  て協力すれば

 ・医師は、志しを高くして働くことが一番の仕事