(17)血圧

(17-2)血圧と降圧剤(追加)
大櫛陽一先生による解説:【音声ボタン削除

  前回の復習
  ・アメリカでは厳しく設定されていて
  ・大櫛基準では血圧は上は自分の年齢+90 までは正常と思って
   良い
  ・血圧の値はあくまでサインでありは
  ・その原因となる病気が特定できる場合はその病気を取り除く
   必要はあるけれども
  ・そうでない場合クスリで無理やり下げるのはリスクがある。

  追加の説明
  ・アメリカでもその議論がまだ続いていて
  ・つまり血圧の基準を130まで下げた
  ・アメリカの政府の委員会が猛反対している。そんなことをし
   たら大変なことになる。年齢+90 までは正常と言っている
  ・年齢を無視して基準を作ってしまうと
  ・若い人には適切な基準かもしれないが、
  ・健康な人を追跡調査してみると
  ・年齢とともに上がっていく人の方が健康で長生き

  下げ過ぎると・・・
  ・高くなった血圧を薬で下げるとどうなるか
  ・10なら良いが 20以上下げると死亡率が急に上がる
  ・2年間追跡したデータでは1.6倍くらいだが
  ・私が6年間追跡したデータでは5倍くらい上がる
  ・薬で20以上下げると命にかかわる

  薬以外の対応策
  ・血圧を上げにくい食べ物、適度な運動、生活習慣の見直しの
   方が重要必要では?
  ・薬は高いときに下げるが低いときもさげてしまう。それが危
   ない
   (1)軽い運動をする
   (2)塩分控えめ
   (3)体重を落とす
  ・この方法では、
  ・高い方は下がるが、低い方は下がり過ぎないので安全
  ・薬と生活習慣との(血圧を下げるときの)大きな違い
  ・卵 コレステロールも卵1,2 ⇒ 何個食べてもよい
  ・基準がころころ変わっている
  ・血圧も、コレステロールも 卵も 大混乱
  ・コレステロールも
  ・身体にとって余り制限すると身体に悪いというのは常識にな
   っている。
  ・女性にはスタチンは使わない
  ・世界的には2000年頃(19年前から)からコレステロール値が高
   い方が元気 長生きする康
  ・日本は遅れている
  ・60歳以上の女性は、コレステロールを下げる薬は使わない
  ・高齢な人ほど コレステロール値が高い方が元気 世界中に
   データがある
  ・女性はいらない
  ・高齢ならいらない
  ・この両方の
  ・60歳以上の高齢女性は薬で下げることは絶対にしない方が良い
  ・下げる薬は非常に怖い副作用がある。
  ・注射で下げる薬は、一般の人向けで 遺伝病の方向け
  ・一般の人が注射で下げるということは、世界的にはない