(18-1)喉の老化
大谷義夫先生による解説:【音声ボタン削除】
会話の機会
・現代生活では、声を出さないで済むことが多くなっている
・会社の中でコミュニケーションを取る手段はメールやLINE
だったりする
・家族内でも余りしゃべらないでLINEだけでコミュニケーシ
ョンを取っている
・特に心配なのは定年後の男性
・今まで会社で仕事をしていただけに一人暮らしの人を含め
て話す相手がいなくなり、話す機会が激減してしまう
・奥さんが居ても奥さんと話す機会をうまく持てない
・こういう男性が増えている
喉の老化
・喋る機会が減ると喉が老化してしまう
・喋る筋肉はまさしく飲み込む筋肉と近いので飲み込みにくく
なる
・誤嚥性肺炎のリスクが高まる
・先輩の歯科医師がリタイヤした後、数年たったら喋る機会が
減って飲み込みにくくなった
・現役時代は患者とずっと話をしていたのに喋る機会が減った
のが原因
唾液
・喋ることによって唾液が出る
・唾液には粘液物質が多く含まれているので、虫歯や歯周病の
予防になる
・喋れなくて喉が衰えると誤嚥性肺炎のリスクが高まる
唾液がうまく飲み込めなくなると肺炎になってしまう
誤嚥性肺炎の原因
・食べ物や飲み物を誤嚥して誤嚥性肺炎になると思っている人
が多いが、
・食べ物や飲み物より危ないのは、夜間知らない間に、飲み込
みが悪くなって口の中の細菌が多い唾液と気管の中に入って
しまうこと
・それが誤嚥性肺炎
・歯磨きが大切、1日3〜4回の歯磨きを!
・特に、寝る前の歯磨きで口の中をきれいにしてほしい
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