(20-2)セロトニンを増やす
有田秀穂博士による解説:【音声ボタン削除】
セロトニンを増やす方法
・「脳と心を整える技術」有田秀穂博士
・幸せホルモンのセロトニンを増やすための、
呼吸リズム運動とウオーキングについて
呼吸
・呼吸というと生まれてから死ぬまで夜もずっとやっている
「生きる(ための)呼吸」が一つあるが、
これはセロトニン神経の活性化にならない
・セロトニンを増やすための「呼吸法」というのがある
・生きる呼吸とどこが違うかと言うと
・生きる呼吸は、夜も寝ずに「吸う」指令を出しているが
呼吸中枢で無意識の内に横隔膜という吸う筋肉が活動してく
れている
・それに対し「特別な呼吸」とは
吸うのではなく意識して吐くこと
・指令は大脳から「吐け」という指令を意識して出す
・吐く時は、しっかりと長い時間(だいたい8秒から12秒位)を
かけて吐く
・吸う時は、どちらかというと身体にまかせ吸いたいだけゆっ
くりと吸う
・それを呼吸法という。ポイントは吐くこと
・これを繰り返すと、脳の中のセロトニンか増えることが証明
されている
・時間的には、お線香1本分、つまり約40分やるが
・5分位からセロトニンの増加が認められるから、最低5分
長くても精々30分程度が良い
・これを繰り返す
ウオーキング
・ウオーキングというと昔から万歩計持って歩くウオーキング
があるが、これはこれで医学的に意味があってお勧めだが、
・セロトニンを増やすのも一つのリズム運動だから、
・セロトニンを増やすウオーキングでは工夫が必要で、集中し
てウオーキングをしないと意味がない
・繁華街や駅の構内を歩くのでは集中できないから相応しくな
い
・人通りのない自然の中を、少し早目に起きて公園とか水辺を
歩くのがお勧め
・ウオーキングマシンは良いが、テレビを見ながら、野球を観
戦しながらでは集中できないから、それだけやめた方がよい
・音楽を聴きながらだと逆に集中度が増すから良い
・呼吸に意識を向けるのも一つの集中の方法である
「は、は、は、す〜」 「は、は、は、す〜」
・自分で声を出しながらやると、呼吸のリズム運動で活性化さ
れると同時に集中度も増すからお勧めの方法と言える
・吐くのが多いというのがポイント
・代謝が上がってくると呼吸が速くなるから
「は、は、す〜す〜」 「は、は、す〜す〜」
でもよい
・呼吸を意識すると集中してウオーキングができるから、セロ
トニン活性化には最適ということになる
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