(20)脳と心を整える

(20-3)もう一つの活性化因子
有田秀穂博士による解説:【音声ボタン削除

  太陽の光を浴びる
  ・もう一つの活性化因子は、太陽の光を浴びること
  ・太陽の光を浴びると、むねもったら(? 眼に当てると)その光
   信号が直接セロトニン神経を活性化するということが研究で
   分かっている
  ・太陽の光を浴びることがもう一つのセロトニン活性化になる
  ・太陽光を皮膚に当てるだけでは脳の活性化にはならない
   したがって、日焼け止め、UVカットを使ってもセロトニン
   活性には影響しないので心配ない
  ・電灯、蛍光灯の光はセロトニン活性化にならない(照度不足)
  ・太陽光の照度は1万ルックス以上、通常の電灯は500ルック
   ス以下
  ・セロトニンを活性化するには2,500ルックスから3,000ルッ
   クスが必要
  ・通常の電灯の光では役に立たない
  ・窓の光を測ってみると、ブライントがなければ、窓辺は条件
   に合っていると思う

  食べ物
  ・食べ物では、
   セロトニンは、トリプトファン食材によって合成される
  ・トリプトファンは、小さなアミノ酸で、これを食材として摂
   ることが必要になる
  ・大豆製品が典型で、日本食は豆腐、納豆、味噌、醤油、和食
   はOK
  ・洋食では
   乳製品としては、牛乳、バター、チーズ、ヨーグルトは普段
   摂るから、余程偏食しない限り大丈夫
  ・トリプトファンという材料ばかりでなく
   炭水化物、ビタミンB6 も合成には必要だから
   これらがバランス良く含まれているバナナは優れた食材とし
   て薦められる
  ・食べるときのポイントは
  ・咀嚼のリズム運動も立派なセロトニン活性化に有効
  ・したがって、ガム噛みも有効。ガムの量も多めにすると良い