(20-4)オキシトシンとドーパミン
有田秀穂博士による解説:【音声ボタン削除】
癒しとやる気
・ストレスを癒す脳内ホルモン・オキシトシンと
やる気の源となる脳内ホルモン・ドーパミンの活性術
オキシトシン
・オキシトシンは昔から母親のホルモンとして知られていたが
今は年齢,性別に関係なく分泌される脳内物質とされている
・ストレス解消、幸せをもたらす愛情ホルモンと呼ばれている
・オキシトシンを出すコツは、グルーミング
心地よくグルーミングすることが活性化因子となる
・グルーミングとは、ペットを撫でたり、さわり合う、心地よ
いスキンシップ、これがグルーミングになる
・心地よいがキーワードとなり、嫌いな人に触れば逆の効果に
なってしまう
・気を許した人と心地よく触れ合うのが一番(ペットでも良い)
・人と人とが face to face で向き合って心地よくお喋りをす
る。これも人間のグルーミング行動になる
・オキシトシンを活性化すると脳科学で証明されている
・一日生活するとストレスが溜まるから、仕事が終わったとき
の黄昏時にグルーミング行動を積極的にやると良い
一日の疲れも取れ、ストレスも取れる
・良く眠れるようになると考えて積極的に勧めている
・昔からサラリーマンがやっていた仕事の後に同僚とちょっと
一杯とか
・家に帰って子供とレスリングをしてグルーミング
・家族と団らんしてお喋りのグルーミング
・昔からあった人間の行動は、体験的にやられてきたストレス
解消術と心得ている
ドーパミン
・やる気の源ドーパミンとは、昔から脳科学では注目されてい
る脳内物質
・やる気を引き起こす
何か意欲を持ってやろうと頭の中で思い描くだけで脳の中に
分泌され、ストレスも厭わず元気に活動できるという有難い
脳内物質。ポジティブ指向になれる
・たとえば、良い成績を取りたい、試合で優勝したいと頭の中
で思い描くだけでドーパミンが分泌される
・うまく夢がかなうとドーパミンの分泌が物凄く一気に増える
からいわゆる万歳という心地良いうれしい状態を作ってくれ
るという意味で、私たちに幸せをもたらしてくれる重要な脳
内物質である
・普段の生活の中でオキシトシンとドーパミンを分泌させるよ
うな生活を心掛けると良い
|