(20)脳と心を整える

(20-5)涙を流して心を癒す
有田秀穂博士による解説:【音声ボタン削除

  涙を流すと
  ・涙を流して心を癒す
  ・ドラマを見たりして泣くと、泣いた後すっきりする
  ・すっきりすると、お腹が空いたり眠くなったりして癒しの状
   態になる
  ・今は不眠の時代で、なかなか眠れない人が多い
  ・ゆっくりと身体も心も休めない
  ・そこで、昼間に積極的に一定時間泣く活動をしてストレス解
   消に活用する
  ・これが涙活
  ・涙活を5年くらいやってきたが、
   いろいろなドキュメントやドラマの映像を見てもらい、話を
   してもらい、涙を流したりする
  ・そういう状況を2時間くらいの間に作ると、皆一緒に泣くよ
   うになる
  ・泣いた後はすっきりする。共感の輪ができる
   ‥‥という経験をしている

  涙活に適した時間
  ・セロトニンの活性化は朝がお勧めと言われたが、涙活に適し
   た時間は?
  ・疲れたとき、ストレスの溜まっている夕方が良い
  ・泣く効果は長く続くから、週末号泣、週末の涙活を勧めてい
   る
  ・週末に映画を見たりドラマを見てひと泣きすると一週間の疲
   れがとれる
  ・感動の涙が良い(人間だけが感動して泣く)
  ・いろいろな場面で共感して泣く
  ・うれし泣きが一番良いが、様々な泣きのツボがあるから
  ・人によって共感は自分の過去の体験が琴線を震わせるので
  ・ツボが違っても気にしない。それで泣ければ本人はすっきり
   できる

  復習とまとめ
  ・最後に、セロトニンを活性化させる呼吸リズム運動とウオー
   キングのやり方

  ・腹式呼吸は、しっかりと意識し、集中して吐く、
   時間にして8から12秒くらい吐く
  ・吸うときはゆっくりと吸う
  ・これが呼吸法のポイント
   時間にすると5分から30分

  ・ウオーキングも歩行のリズム運動
  ・ポイントは、ともかく集中してウオーキングする
  ・通勤途中ではなく、少し早く起きて自然の中を歩く

  ・難しいことではない。意識をその方へ向ければよい