(27-1)何を気を付けたらよいか
和田秀樹先生による解説:【音声ボタン削除】
人生百年を迎えるには何を気を付けたらよいか
・アンチエイジングの医学が進歩してきたので、ある時期まで
老いと戦うという姿勢が大事
・そのまま齢をとるだけでなく、なるべく若々しくやっていけ
る意気を学ぶべく戦い続ける
・ただ、百年まで生きることを考えたとき、80代なら80代ぐ
らいには老いを受け入れないといけない時期もある
・たまに90歳でも元気な人もいる。自分はダメだと落胆する
人もいるかもしれないが、
・そう思うのではなく、自分と同じくらいの年代でどの位齢を
取るのが当たり前かを知っておくと良い
年齢ごとの健康状態の平均レベルを知っておく
・40代は、まだ歳をとっていないと思うかもしない。今は40
代は若いが、脳の老化の始まりが40代と考えられている
・前頭葉と言って、意欲、創造性、感情のコントロール機能、
新しい環境に適応する能力を司る前頭葉という場所が段々衰
える
・意欲が衰える、自分の考え方を変えられない、食事するとき
に特定の行きつけの店に行ってしまう
・同じ著者の本しか読まない、そういうことが前頭葉が衰える
と出てくる
・もう一つ、脳や身体は昔と比べて若返っている人が多いが、
眼は比較的齢をとるのが早い、
・老眼は40代から始まる人が多い。老眼鏡を使いたくないから
とルーペを使う
・読み難くなると段々読書が億劫になるから、それによって脳
への刺激が少なくなるからまずい
・50代はほとんど元気だが、神経伝達物質が減ってくるとうつ
病になりやすい
・フェロトニンという神経伝達物質が減ってくるので、同じ位
のストレスであっても30代より40代,40代より50代の方が
うつ病になるリスクが高くなる
・生活習慣病と言われるが、30代,40代ぐらいの時に健康診断
で何処かが悪いと言われ、暴飲暴食をしていた人の中から糖
尿病がでてくるとか、高血圧,心筋梗塞になるリスクがある
・いろいろなことを意識していると将来が違ってくる
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