(27)百歳生きるための方法

(27-4)前頭葉の活性化
和田秀樹先生による解説:【音声ボタン削除

  前頭葉を活性化をさせる
  ・意欲を減退させないためには、前頭葉を活性化をさせることが
   大切
  ・その方法のヒントは、前頭葉の機能にあった
  ・前頭葉の機能は何かよく分からなかった
  ・昔 ロボトニー手術というのがあった。統合失調症で興奮状態
   が酷い患者に前頭葉の一部を切ると大人しくなる
  ・しかも、知能テストの点が1点も下がらない
  ・しかし取ってしまった後は意欲がない、怒り出すと止まらない
  ・意欲、創造性、クリエイティビティがなくなる
  ・感情のコントロールができない、新しい環境に対する適応性が
   ないという問題が出てきた
  ・想定外のことが起った時にはたらく機能がなくなってしまった
  ・前頭葉が衰えると感情が平板化してしまう
  ・そこを刺激すると、齢を取ってもいろいろなものを楽しめる

  前頭葉の萎縮を遅らせる
  ・前頭葉の萎縮を遅らせて意欲の低下を防げるか
  ・脳科学者は計算や音読が良いと言っているが、前頭葉そのもの
   を使った方が良い
  ・前頭葉は、想定外のことが起こったときに前頭葉が活性化する
  ・小さいことでも毎日同じことするのではなく変化を楽しむこと
   が大事
  ・具体的には、40-50代になるとゆきつけの店ができると同じ店
   に行くようになる。偶に新しい店があると試してみる。そうい
   う態度が大事
  ・読書が好きな人は、脳が老化しにくいと言われるが同じ著者の
   本ばかり読んでいると前頭葉が刺激されない
  ・人間関係でも、仕事仲間とか普段しゃべっている人としかしゃ
   べらないと前頭葉が刺激されない
  ・学生時代の仲間はどうしたか、とか趣味のサークルで新しい友
   達を探すのが大事
  ・テレビでは悪い人がでてくるとこてんぱんにやっつけたりする
   傾向が強いが、別の見方もしてみることが大切
  ・多様な考え方を受け入れる柔軟な思考することが大切
  ・それによって意欲も活性化する
  ・多様な考え方をする人の方が、それがうつ病の予防にも繋がる
  ・皆が同じ論調のときにあえて逆らうくらいの気概を持ってほし
   い