(27-5)男性ホルモンの活性化
和田秀樹先生による解説:【音声ボタン削除】
男性ホルモンの活性化
・齢をとっても意欲が衰えないように男性ホルモンを活性化さ
せる
・具体的には、女性は一般的に齢ともに男性ホルモンが増えて
いく
・極端な菜食主義とか極端なダイエットをすると意欲まで衰え
てしまう
・男性は齢とともに減ってくるものだから男性ホルモンが減ら
ないようにすることが大事
・男性ホルモンには善玉と悪玉があることが分かってきている
・善玉の男性ホルモンは、テストステロンと呼ばれる
・悪玉の男性ホルモンは、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼
ばれる
・DHTが増えてくると頭が禿げる、前立腺肥大になったりする
・ホルモン補充療法をすると頭がはげてしまうと心配する人が
いるが
・テストステロンが生涯で一番多いのは思春期、思春期にはげ
ている人も前立腺肥大の人もいない
・思春期の時期はテストステロンが多いから意欲も好奇心も旺
盛
・テストステロンを重視した方が良い
テストステロンの利点
・テストステロンの便利な点は外から補充できること
・インスリンという血糖値を下げるホルモンがあるが、これは
注射で入れる。甲状腺がん取った人には甲状腺ホルモン呑む
ことで甲状腺の機能保っている
・これと同じようにテストステロンの飲み薬、塗り薬、注射も
ある。保険がきかない高い治療だが3ヵ月持つ注射もある
男性ホルモンを保つには
・男性ホルモンを保つためにはどうしたら良いか
・日本人の食生活では段々齢を取ると粗食化する人が多い
・肉をとらないと男性ホルモンの材料であるコレステロールが
減ってきてしまう
・アメリカでは、がんで死ぬ人の1.7倍も心筋梗塞で死んでい
るからコレステロールを下げることは意味があるが
・日本では、心筋梗塞で死ぬ人はがんで死ぬ人の1/10しかい
ない
・コレステロールを減らすと免疫機能も下がるのでがんになり
やすくなる
・コレステロールを過剰に減らすことは危険である
もっと肉を食べよう
・アメリカ人は1日に肉を 300grも食べる
・日本人は 80gr
・沖縄の人は 100gr
・ハワイの日系人は 120gr
・日本人より沖縄の人の方が長生きしている
・沖縄の人より、ハワイの日系人の方が長生きしているので
・日本人は肉をもう少し増やした方が良い
・コレステロールの値を気にしている人が多いが
・そこまで日本人は気にする必要はない
・齢を取った人のデータを見ると、
・65歳以上のデータでは、明からにコレステロール値が高めの
人の方が長生きしている
・ある年代になったら、コレステロールを取って男性ホルモン
を保つことが大事になる
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