(28)尿もれと頻尿の改善法

(28-1)尿の排泄の仕組み
関口由紀先生による解説:【音声ボタン削除

  尿もれと頻尿
  ・最近は友達に会うと、頻尿と尿もれの話をよく聞く
  ・今年は百歳まで元気に生きるがテーマなので
  ・生活の質(QOL)を上げるためには頻尿と尿もれ対策ができる
   かできないかで随分と変わってくる

  排泄の仕組み
  ・尿とは腎臓で血液を濾過してできた余分な水分
  ・これが尿管を通って膀胱に溜められる
  ・膀胱に尿が溜まって、量がもう出していいよとサインがでる
   と尿道が開いて排泄される
  ・男性は尿道の長さが15 - 25センチある。女性は4 - 6センチ
  ・男性はエル字型に曲がっているが、女性は真っ直ぐ
  ・そのため、女性は尿道抵抗が少なくてお腹に力が入ったとき
   に尿が漏れやすい

  齢をとると
  ・齢をとると尿もれとか頻尿になる理由は?
  ・筋肉が弱くなる
  ・尿道を開いたり閉じたりする尿道括約筋が弱くなる
  ・その周りの膀胱,子宮,直腸を支えている骨盤底筋も弱くなる
  ・齢をとっても運動していれば比較的なりにくい
  ・基本的な骨盤底筋トレーニング + 週に2-3回、1時間くらい
   の運動をしていると良い

    ストレスが原因の場合
  ・尿を溜めたり出したりは自律神経がやっている
  ・自律神経は意識でコントロールできない。脳と脊髄が自然に
   やっている
  ・これが強い精神的なストレスがあると脳内の視床下部という
   場所がおかしくなって
  ・自律神経のバランスが乱れる
  ・そうすると一つの症状として頻尿、尿もれが起ることがある

  加齢によって
  ・全身が機能低下するが、脳も脊髄も機能低下する
  ・昔は中枢が悪くなると周りはもうどうにもならないと考えら
   れていたが
  ・最近は周りが大切!! 骨盤底筋とか足の筋肉をしっかり鍛え
   ると脳に良い影響がでると言われている