(31-3)新型コロナウイルスに勝つ健康法
石原結實先生による解説:【音声ボタン】
熱が出たらどうしたらよいか?
・熱が上がってきた、乾いた咳が出るようになった、病院に行
きたくても行けない、どうしたらよいか?
・コロナも含めて感染症では、必ず発熱と食欲不振がともなう
・これは病気のサインであるとともに病気を治そうとする反応
でもある
体温が上がると免疫力も上がる
・発熱して体温が上がると免疫力も上がるので(病院にも行け
ず家にいるときは)身体を温めて汗をかくようにするとよい
・温めると免疫力が上がる
・体温が1度上がると免疫力は数時間は4-5倍になるという説
もある
・勧められる食べ物は、食べている端(はな)から汗が出るよ
うな熱々の味噌汁、うどん、すき焼き、アルコールの好き
な人なら熱燗の焼酎、熱い紅茶、生姜を摺り下ろして黒砂
糖を入れる生姜紅茶など
・発汗を促してやるとかえって直りが早い
葛根湯が効く
・風邪の初期症状とコロナウイルス肺炎の初期症状は同じだ
から、咳、発熱、喉痛には葛根湯が効く
・葛根湯は汗を出すから葛根湯を愛用すると良い
・コロナウイルスの初期でも、そうでなくても葛根湯を愛用
すると良い
・3密(密閉、密集、密接)を避けることも大事だが、免疫力
を上げることがもっと大切
・と言うのは、100人感染しても80人は無症状ないし軽症、
20人は重症化する、17人は直る。亡くなるのは3人、だい
たい高齢の人、慢性の心臓病、腎臓病、肝臓病、糖尿病
など免疫力の低下した人が亡くなる
口腔ケア
・歯垢や歯石がついているとウイルスはそういう場所を好む
口腔ケアが大切
・唾液の中には粘液物質が入っているから良く噛むこと
・歯垢はウイルスの付着を助けると研究結果が出ている
歯のケアが大切
オートファジー
・家にいると食べ過ぎる。体力を付けるために食べるという
こともあるが、2016年に大隅博士に与えられたノーベル
医学賞の原理はオートファジー(Autophagy)という研究
・私たちを構成する60兆個の細胞の中には、老廃物や古い
蛋白とかウイルスが入り込んでいる
・それが空腹のときに細胞それぞれ1個ずつの中で老廃物が
消化される(これがオートファジー)
・空腹のときに入り込んだウイルスが消化されるのだから是
非一日1-2回は空腹の時間を作る
・食べ過ぎをしない。腹八分に病なし腹十二分に医者足らず
という言葉もある。空腹の時間を作るのも予防法
・飢餓状態を作ることで細胞や組織が活性化して有害物質を
食べてしまうのがオートファジー(自食:じしょく)である
・プチ断食をするとよい?
・病気をすると食欲がなくなるというのは神様が与えられた
治療方法
BCGワクチン?
・日本の死亡者が意外に少ないのはBCGワクチンの影響か?
・戦後、ツベルクリン反応で赤くならないと結核に免疫がな
いとしてワクチンをうったが
・BCGワクチンは無菌の結核菌から作られたワクチン
・子供の時にBCGをうった人は大人になっても発がん率が非
常に少ない。免疫力が高い
・(BCGの少ない)スペインではコロナウイルス感染症が多い
が(BCGをうっていた)ポルトガルでは少ない
・日本も欧米に比べてコロナの肺炎感染の患者が少ない。BCG
ワクチンが関係しているのではないか、と言われている
ばんざい体操
・誰でもできる簡単な体操
・まっすぐ立ち、ちょっと足をひろげ 両肘をまげたままで
・バンザイをする 踵を一緒に上げる
・両手を後ろの方へ
・腕を後ろの方まで反らす 両手を結ぶと可動範囲がひろがる
・10回 汗がにじむくらい汗ばんでくる
・1日10回で100回 ばんざいすると全身運動になる
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