彼 | 「“Tonight, Friday the thirteenth, they announced the engagement.”という文を日本語で表現したいんだが‥‥」 |
私 | 「日本語だと、どうなるんだい?」 |
彼 | 「『13日の金曜日である今夕、彼等は婚約を発表した』かな?」 |
私 | 「ふむ、ふむ。まあ、そんなところだね」 |
彼 | 「これをローマ字入力法で入力するにはどうすればいいの?」 |
私 | 「簡単だよ。『13日の禁尿日である混入、彼等はこんにゃくを発表した』と入力すればいいんだ」 |
彼 | 「‥‥ん?」 |
私 | 「だからね、“13nichinokinnyoubidearukonnyuu,karerahakonnyakuwohappyoushita”とキーを叩いてから変換キーを押せばいいのさ」 |
彼 | 「あ〜。なるほど、そうですか‥‥」 |
私 | 「どうだ、簡単なもんだろう」 |
彼 | 「すると何ですか、“konnyaku”(こんにゃく:devil's tongue)を入力すると“婚約”(engagement)に変換されるんですね?」 |
私 | 「そうじゃ」 |
彼 | 「“kinnyou”(禁尿)を入力すると“金曜”に変換される」 |
私 | 「そう。“konnyuu”(混入)は“今夕”に変換される。簡単だろうがね」 |
彼 | 「そうかなあ〜。‥‥じゃ、“konyaku”(婚約)を入力したらどうなるんですか?」 |
私 | 「“婚約”? それは“コニャク”(cognac)に決まっとるがね」 |
彼 | 「?」 |
私 | 「分かったかな?」 |
彼 | 「??」 |
私 | 「規則さえ覚えれば、簡単なんだよ」
|
| しばらく考えていた彼は、突然目を輝かせて叫んだ。 |
彼 | 「分かった! “コニャク”を入力すると、今度は“こんにゃく”になるんでしょう?」 |
私 | 「いや、いや、“コニャク”は“コニャク”のままだよ」 |
彼 | 「???」
|