素歩人徒然 アクセスカウンター(その1) カウンターが使えなくなりました
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アクセスカウンター(その1)
── カウンターが使えなくなりました
SNSの利用者は年々増加している。2020年代の調査では全インターネット利用者の6割以上が利用しているそうである。現在では7割を超えているかもしれない。
その反動からか、従来からある個人ホームページの利用者の割合は激減しているのではないかと思う。レンタルWebは商売にならなくなっている。そのためサービスを止めたり、各種の機能を絞ったりしている。私のようなホームページ利用者にとっては残念な事態であると言えよう。以下、それにまつわる話題を何回かに分けて報告したいと思う。
▼アクセスカウンターとは
ここで話題にする“アクセスカウンター”とは、ホームページ上のページにあらかじめ設定しておいて、そのページが参照された回数を記録する機能のことである。ここでは単に“カウンター”と呼ぶことにしよう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEhYIY-UTIlfHQx7BAlsr0MMw9vcPzuaUCZOWEhcBjsrjKjAV3Q1qFgb_279s5kpOLAhiolwC3pJJ8l7ZNSsCUvYWcHzdQJI9OgJjkyYX_fRY3nCe-GDFoo4cLkTNke-O8aK1WYqaEdBd0luUzza_DhpOmoW27DPGM0Pwwl_x_0PvlQzzg676m-C0N6O)
カウンターの例
個人でホームページを作成する時代が訪れたとき、私も自分のホームページを作成してその先頭(トップページ)にカウンターを設置したものである。インターネットの黎明期の頃ならそれで十分だったかもしれないが、やがて検索エンジンが登場すると様子が変わってきた。ホームページの利用者(お客様)は必ずしもトップページ(正面玄関)から入ってくるとは限らなくなったのである。検索して得られた情報を使って直接アクセスしてくるのが普通のスタイルとなった。窓から覗き込むようにして突然客が現れるようになったのである。
こうなるとトップページにカウンターを設置しておいてもそこを通らないのだから記録が残らない。そこで私は、個々のページの中から適当に選んで主だった場所にカウンターを設置することにした。長年ホームページを運用し続けている間(約25年)に、この種のカウンターの数が500個ほどになってしまった。
▼カウンターを利用して‥‥
カウンター値を利用して何をするかと言うと、その値をまとめて一つの表にし日々ホームページ上の記事がどの程度読まれているかを正確に把握することができる。慣れてくるとざっと眺めただけで自分の書いた文章がどの程度“読まれたか”が分かるようになる。それだけでなく、何よりも自分の励みとなり勉強にもなるのである。以下に例を示す。
例:
「10+26=36か所参照された例」
赤(10箇所)の表記は当日参照、
青(26箇所)の表記は前日参照を示す
特異な例:
「アクセスが多くて驚いた例」
赤(157箇所)、青(217箇所)
【注】参照時間がほぼ同じなので一人の人が参照しているように見える。何が目的なのかは分からないが。
その大切なカウンター機能が、あろうことか10月28日(木)の朝から突然使えなくなってしまった。最初は私のホームページも時代遅れとなり関心を持って読んでくれる利用者がいなくなったのだと理解し衝撃を受けてしまった。それまで訪問者が皆無(全くのゼロ!)という日は1日としてなかったからである。とうとうその日が来たかと私は覚悟を決めたのであった。
衝撃の例:
「参照者ゼロの衝撃の日の例」 赤(0箇所)、青(4箇所)
しかしどうもおかしい。そう言えば、以前も同じようなことがあったのを思い出した。それまで使っていたカウンターが使えなくなりプロバイダーにメールで問い合わせたことがあった。その結果分かったことは、プロバイダー側が私の使っているカウンターの存在そのものを認めないという事実だった。この間、プロバイダー側の運営会社が何度か変わっているので前の会社のものは認めないことにしたらしい。電話でのやりとりでも埒があかず、結局強引に決着させられてしまった。それを思い出し少し不安になってメールで質問することにした。
その結果「レンタルWebで提供していた“CGI・SSI”機能は 2021年9月30日をもってサービスを終了しました」との返信が届いたのである。しかもその会社のホームページ上で告知していると言う。何と、2021年9月30日に既に終了していたのである。それに気づかず、私は1か月も経過した後になって初めて気が付き一人で騒いでいるという失態を演じてしまったのだ。
どうやら、9月30日で終了したが、その後も1か月間はそのままにしてあったものを10月末を迎えて最後の断を下したものと思われる。何ともはや‥‥。
過去の痕跡が残る例:
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/a/AVvXsEjurEvGnU0bwC9qYmRZR-jPqUPxSNsmpZlgThRYLTHrNx8zumR5P0I8_FTJktoVb0b7TfCY2X9TpAeNw4Ynq4JkxoB1vG2ERBx0gzJgG5NyAachYw_OsAmKQvKBhhXhF5MV2RehwDA62YluLTmGvlpOgER5H3ws2-GleaOme_Jg_tUq0_5fFod9xK6X)
最近のカウンター表示です
【注】諦めの悪い私めは、使えなくなったカウンターを機能しないままその場所に残しておくことにした。もしかしたら再び使えるようになるかもしれないと思ったのである。新しいカウンターは、過去のカウンターの上に設定することにした。
今回は2度目なので二つの痕跡が残っています。下から順に、最初のカウンター、2度目のカウンターの痕跡。最後に最近(他の環境に移して)設定した最新のカウンターが表示されています。
しかし今回の件は、かなり前から利用者の意見も聞かずにサービス終了を決めてしまったのだから、かなりの覚悟をもって決定したことなのであろう。いまさら議論を蒸し返しても成果は得られそうにない。私は諦めることにした。
▼CGI機能とは
CGIとは、Common Gateway Interface の略である。あらかじめ用意されたHTML言語で記述されたものだけが実行できるのではなく、アクセス制御されたCGI環境下で、CGI機能を用いることができるようになる。
これらの機能を提供するのは、プロバイダ側とホームページの管理者(つまり私)とが協力して作成する立場で、ホームページの利用者がそれを享受するという関係になる。例えば、CGIで実行できる主な機能としては以下のものがある。
・アクセスカウンター
・訪問者名簿の作成
・Web検索
・パスワードによるアクセス制御
・Webチャット
・BBS掲示板
・注文書の作成
・その他、各種のスクリプト言語を指定できる
私が利用していたのは「アクセスカウンター」と「パスワードによるアクセス制御」だけでなので、CGI機能のサポートを止めることで会社がどれだけ省力化できたのかは分からない。
会社のホームページ上を確認しなかったのは私のミスかもしれないが、レンタル契約をしている有料会員には直接伝えるのが礼儀ではないかと思う。Yahoo!が無料のWebサービスを止めたときは、無料会員に対しても個々にメールで伝えて、かなりの猶予期間を取ってくれたのと比べると雲泥の差があると思うのである。
▼対策(1) カウンター機能への対策
カウンター機能だけなら無料で作れるサービスがある。しかし500個以上も一度に作るのは難しい。それなら自分で作ればよいではないか。
私は早速作ることにしたが、CGI環境が残されるのかが心配になった。プロバイダーの告知を読むと「2021年12月31日をもって、対象ディレクトリ「cgi-bin」以下のファイルを削除する」とある。これはディレクトリ自体が削除されると解釈するのが普通だろう。もしそうなら、ソフトウェアを自作しても無駄である。悩んだ末に私はホームページを別の環境に移すことにした。
思えば、ホームページ作成でこのプロバイダーを選んだのは、利用者レベルでの「パスワードによるアクセス制御」の機能が使えると知ったからである。中学生時代の同期会名簿を作ってインターネット上に安全に保存し、同期の仲間だけが自由に見ることができるようにして管理するのが目的であった。幸いにも、ホームページ作成の第一号として向かい入れて貰えたのである。使用料も安くて(当時は普通だったが今の金銭感覚では安いと言える)同じ条件で長期間利用させてもらった。大変感謝している。CGI機能がなくても利用するところはまだまだ沢山ある。今後も使い続ける積りである。
次回は、ホームページの移動で体験したことを報告したいと思う。
▼対策(2) ホームページの移動
・・・ 続きは次回へ ・・・
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