素歩人徒然 アクセスカウンター(その2) ホームページの移動
素歩人徒然
(202)

アクセスカウンター(その2)


── ホームページの移動

▼対策(2) ホームページの移動
 前回の「アクセスカウンター(その1)」では、私のホームページ上でカウンター機能が使えなくなったことについての愚痴を書いたが、今回はその対応策としてホームページの引っ越しについて記す。

 ホームページを作成している立場から言うと、カウンター機能がないと作成者は想像以上に苦しいものである。それは天文学者が宇宙に向かって信号発信をしているのと同じようなものだからである。存在するかどうかも分からない地球外生物に向かって交信を試みているような心境になってしまうのだ。そこで私は、もっとまともな環境へ移動しようと決心した。

 しかし、ただ移動しただけでは今まで熱心に読んでくれた読者を失うことになる。各種の検索エンジンを通じて私のホームページにたどり着いてくれた読者との関係も維持したい。そこで私は、500箇所ものカウンターを設定した場所にも入口を残しておいて今まで通りにアクセスできるような仕組みを作ることにした。つまり、今まで通りアクセスするだけで自動的に新しい環境に移動し該当する場所へ導かれるように(500個の入口を作ることに)したのである。

 その前に新しい環境はどこにするかを決めなければならない。今まで私は3つの環境を有料で利用していた。以前はそれ以外にも無料で使える環境はいくらでもあったのだが、今はそのほとんどが使えなくなっている。

 有料で使用しているのは、使い始めた順に書くと、
 (1)環境H(hi-ho)
 (2)環境C(catv)
 (3)環境I(itscom)

の3箇所である。

 (1)の環境Hから(3)の環境Iへ移動することにした。新しいだけあって一番環境が整っていたからである。3箇所にある別宅の一つに移動することにしたわけである。

 当初、ホームページの引っ越しは簡単だと思っていた。全部丸ごと移動すればよいのである。しかし長年ホームページを運営し続けてきたので、もはや捨ててしまいたいような記事も沢山抱えている。それがなかなか捨てられないのである。この引っ越しの機会を捉えて断捨離をする好機ではないかと考えた。しかしお互いに機能を共有しているモジュールもあるので、よくよく検討してからでないと安易に捨てられない状態になっていた。

 モジュールの数も多いので必要なものをそろえてから一気にまとめて移動したい。移動する時期も、あらかじ決めておいて民族大移動! を実行することにした。

 最初に、環境Hからアクセスされたものを環境Iへと導く仕組みを作ることにした。492個のモジュールの改変が必要だった。それぞれのモジュールを以下の様に書き替えて環境Hに残す必要がある。たとえば、【続・素朴な疑問】の「鬼と福はどちらが先なのか」というモジュールは以下のように書き換える。

<html>
<head><title>gimon22.htm</title>
<meta http-equiv="Refresh" content="0; URL=http://home.s05.itscom.net/knuhs/gimon22.htm">

<body>
<center>
<br><b>「gimon22.htm」は以下の場所に移動しました。<br>0秒後に自動的に移動します。</br>
<br><a href="http://home.s05.itscom.net/knuhs/gimon22.htm">http://home.s05.itscom.net/knuhsgimon22.htm</a><br></b>
</center>
</body>
</html>
図 : プログラムの書き替え例
( 実際は、無駄な空白は省いています )

 同時に環境Iでのカウンター機能を使えるよう書き換える。それらのモジュールは環境Iの方に置く。これを同時に入れ替えないと読者に迷惑を掛けることになる。この作業に予想以上の時間が掛かってしまった。結局、引っ越し作業に1カ月ほどを要してしまった。

 2021-10-27日に環境Hでカウンター機能がストップしてから、以後28日間の記録は失われてしまった。そして2021-11-23日に環境Iで“Knushの書斎”は再スタートすることができたのである。ここから新たな記録が始まることになった。しかし、カウンター機能は新しい環境で動作しているが、それは私の期待しているものではなかった。

 実は、これ以前から自作のカウンター機能の開発を始めていたのだが、思うように開発が進んでいなかった。ホームページの移動と同時にリリースする積りだったが到底間に合わないことが明らかとなっていた。
 それについては、また別途報告することにします。